21日(土)に市民ミュージカル「こころのミュージカル2011」製作発表が開催されました。
今年3回目になる「こころのミュージカル2011」は、11月6日(日)に公演予定。去年に続き、脚本は佐久市民である廣末晋介氏、総合演出をプロの演出家・奥村達夫氏が手がける。ミュージカルは2部構成になっていて、1部が佐久地域の文化団体によるパフォーマンス、2部がミュージカル「ハローサンシャイン」。これが当日11時と15時2回行われるとのことです。
ミュージカルの内容は、“自分は何のために生きているのか?”と悩むお姫様が、周りの人たちに影響を受け、「生きる力」を取り戻していく・・・歌あり、ダンスあり、笑いあり(?)のストーリー。廣末晋介氏の手がける脚本は、すべて「愛」がテーマ。友情なり、親子なり、形は変われどもそこには「愛」という統一されたテーマがあり、優しいなかに一人一人への生きることへの激励(励まし)がメッセージとして強く残る作品が多い。
今年3月の東日本大震災は、本当に多くの人が被災しています。人の命、生活、失ったものははかりしれません。日本だけでなく世界じゅうに影響を及ぼす規模の災害で、今でもなお、過酷な生活を強いられている方々や心傷ついた方が多くいらっしゃいます。
そんな中でも、今まで知らなかった、関わりも持たなかった人たちが、「生きていくんだ」 「町(村)を取り戻すんだ」という共通の想いが人と人を結び大きな力となっているのも事実です。まさにそんな世の中にふさわしい作品だと思います。
佐久市の柳田清二市長も駆けつけ、応援の言葉をいただきました。
総合演出の奥村達夫先生は、多くの市民ミュージカルに携わるプロの演出家。担当した有名な舞台も数多く、総合プロデュースの廣末恵子氏の市民ミュージカルへの熱い思いに引き寄せられ、数年前から稽古時には東京から佐久に足繁く通ってくださっています。
奥村先生のワークショップは、子供たちにもわかりやすく、一つの表現に対していろんな表現があることを演技を通して教えてくれます。なかなかこんな機会はないですよね。
今年のミュージカルは裏方スタッフも増やし、出演者だけでなく市民みんなで作り上げていく楽しさを味わって欲しい。出演者にもスタッフにも観に来てくださる方にも、一人一人が人と人のつながりのなかで生きているんだ、ということを伝えたい。この製作委員会が一つとなって、出演者が一つとなって、スタッフが一つとなって、素敵な作品をこの佐久に生み出してくださることを期待します。
こころのミュージカルの出演者&スタッフ募集も始まっています。
応募用紙などは各小中学校でも配布されていますが、一般の方、未就学児の方、高校生の方なども参加を呼びかけています。